旧約聖書では、蛇アダはムとイブをだまして禁断の木の実を食べさせた科を負って、地面を這うことになったと言われています。そんな古今東西疎まれる話の多い蛇のことを考えてみました。
蛇年なので、少し贔屓目に見ても、あの面がまえは好きにはなれません。アフリカには、神が人間に不死の恵みを授けようと、毎年脱皮して若返るように命じたものを、蛇が横取りしたという話もあります。人食い大蛇、中国のやくざ集団「蛇頭」。どう調べてみても、よい話しはあまりない蛇ですが、それでも日本ではこんなのもあります。蛇がとぐろを捲いているのを見るのは吉兆、家や屋敷に蛇がいると金持ちになるなどです。
さて、蛇蝎(蠍=さそり)のごとく嫌うという言いまわしがあるほどに、嫌われものの蛇の話でしたが、その蛇にならって、毎年脱皮して新しい気持ちをもちましょう。これは蛇足だったでしょうか。
猪について考えること(平成19年)
猪は関東以南の暖かい地域の動物であって、新潟県の私たちには、なじみの薄い動物です。東京の奥多摩地方の畑には、この猪の防御柵がたくさんあります。私は、自然界の猪様には未だ一度もお会いしたことがないのですが、おのずとその被害の大きさが想像されます。私たちの住むこの新潟県は雪で作物は育てられませんが、育てた作物を、冬眠しない猪に横取りされる心配も無いということです。
さて、この猪にちなんだ「猪突猛進」という言葉は、向う見ずにがむしゃらに突進する様子を言います。若い十代の末ころ、私の高校生の頃の生き方を語っているように思われます。懐かしいあの十代、長い人生には、こういう時期があってよいと思います。また、猪は、夜行性で雑食とか。夜行性のところは真似できないが、食べ物の好き嫌いのないのは似ています。辛いもの、甘いもの、海のもの山のもの、何でも食べる人間とどっちが上手かなと思います。
ねずみにちなんだ問題はいかが?(平成20年)
私は、ネズミ年の生まれです。(60歳 退職年齢) どちらかというと、じっくり見たくない生き物ですが、実は一番身近にたくさん潜んでいるそうです。そして、このネズミにかかわる言葉やお話はたくさんあります。調べてみたら面白かったので、皆さんに紹介を兼ねて問題形式で出題してみます。答えは、編集者の好意で、98頁に載せられています。
@鼠園とは何のこと?
A 英語のネズミをマウス(Mouse)とラット(Rat)どっちが大きい?
B 海鼠」は何のこと
C1ケ月に子を12匹産むネズミ。親も子も孫もひ孫も月々に12匹ずつ産むとき、12ヶ月でどれくらいになるか。
Dドラエモンがねずみ嫌いなのはなぜ?。
Eドイツの民話、『ハーメルの笛吹き男』で、笛吹き男は笛の音によって、ネズミの群れをおびき寄せ、河で溺死させ退治した。報酬を出し渋る街の住民に怒った笛吹き男は、どうしたか?
答え
@東京ディズニーランド Aラット(どぶねずみ) B ナマコ C276億8257万4402匹 Dネズミ型ロボットに自分の耳朶をかじられ失ったため E笛の音によって子供たちをすべてさらってしまう。