1月20日

 

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2020年(02年) 知らざりし数多の人で作りける汗の結晶新聞を読む
        新聞の配達員や記者のこと何も知らずに今日も読みける
 

2018年(30年) 白鯨が陸の方から来るごとし駿河で見たる富士の霊峰                                         

2017年(29年) 霊柩車亡き友乗せて去り行きぬ車の列にせかされ行きぬ
        「さようなら」寂しがり屋の亡き友の思い伝わる発車の合図


2015年(27年)  大寒の芯の冷たき日差しかな 
   

2016年(28年) 老耄が進んだやうで押し黙る当たり前の名思いだせずに

2015年(27年) 膝痛め「く」の字になりて眠る夜は惨めなりけり泣いてるやうで

2014年(26年) 白雪に降り籠めらるる部屋の中テレビはあれど外が恋しい
  

2013年(25年)  霊も出ずいつか普通の土地となる村の外れの火葬場跡地
        たくさんのメモリ頭脳が燃されける再生不能の火葬場跡地