10月11日 |
2024年(06年) 宅配の荷物開けばふるさとの風音詰まる「ざんざら」真菰 2023年(05年) おほかたの木々や人々自分より若しと気づく喜寿の歳かな 2020年(02年) *家から眺めた黒姫山,,嶽廻りは山に雪が降り始めることの方言。 杉伸びて雪の黒姫山(くろひめ)隠しけり 二階までコスモス伸びてご挨拶 2019年(01年) 天高し吾がパン狙ふ鴎の目 2017年(29年) 聴きたきや真菰筍吹く風の音美智也の歌ふ「ざんざら」の音 唄で知る「ざんざら真菰」貰ひけり「ざんざら」と吹く風は知らねど 松代の友が呉れたる真菰筍三橋美智也の唄にありけり 2016年(28年) *陰暦9月9日,鳥羽僧正の撲の蛙 覚猷(かくゆう、天喜元年(1053年) 呵々呵々々々と蛙鳴き終ふ覚獣忌 2015年(27年) 何ものも強いるものなき日本のこの時代に生きて幸せ 2014年(26年) やはらかき秋の日差しのやうに生き秋の日和に逝きし人あり 合掌を受けるはまだいやと言ふかのやうなお通夜の遺影 *徳林功成居士=親戚の老人 |