10月21日 |
2024年(06年) 日短やMLBを応援し一息つけば秋の陽傾ぐ 投票の立ち合いすれば何となく上から目線で済まない気分 2023年(05年) 見てゐても思い別では気づかない肝に銘じる老いの運転 交差点横切る際の「指差称呼」増えるに任す吾がルーテイン 2022年(04年) *期日前投票の立会人として 似合ひける秋の帽子に秋の靴映画のやうな投票婦人 勉学や仕事を割いて来たりける若き選挙人の姿尊し 忙しき時間を割いて来たりける若き選挙人の姿尊し 投票に学生服で来たりける十八歳はマジ初々し 何となく戸惑い見える十八(じゆうはち)歳の投票姿マジ初々し 記念品どんとやりたい気分なり初投票の十八歳に 投票を初めてしける若者に祝いの聲を掛けたく思ふ 2021年(03年) 手紙書く指に菊の香立ちにけり (菊の花友から貰ひ触れたればペン持つ手指仄かに香る ) 何やかや顔を突っ込む性分の老いて変はらぬ自分を思ふ 2020年(02年) 正月を桜草にて迎へむと小さき種蒔く十月半ば *準備を開始 さくらさうへやいつぱいにじいさんがさかせむかへる喜寿のしやうがつ 2019年(01年) 朝露に飛べぬ蜻蛉の目がキョロリ 2016年(28年) 歌一つ詠めずにをれば秋の陽は既に弥彦山に傾きにけり 2015年(27年) 天駈ける人工衛星蚤のごと 2014年(26年) ろうそくの強い匂ひが立ち籠める昔のままの村のお社 2013年(25年) 見下ろせば湯沢の街の青ネオン目線見上ぐれば白きシリウス |