11月 9日 |
2020年(02年) 此の径の先に無患子大樹あり 無患子や大樹となりて伐られけり 2018年(30年) 験(げん)かつぎ無患子植ゑる山の土地 2017年(29年) 孔子説く「恕」の字の思ひ歳ふるも知られぬままにイジメありけり 2016年(28年) 枝尾根の松が縁取る紅葉山 紅葉山上半分の夕焼かな 2015年(27年) 大白鳥水面走りで離水せり 水飛沫立てて白鳥飛び去りぬ 2014年(26年) 衣被ぴょんと口に飛び込みぬ 2013年(25年) 噛む前に愛ずる碧の焼銀杏 噛むに惜し銀杏の実の翡翠色 |