2022年(04年) 日暦を捲りてみれば2の数字六個も並び頬を緩める 2019年(31年) 大日岳(だいにち)の後ろに隠れ飯豊山いただき見えぬ我が住まいかな 2018年(30年) 起きられぬそんな気がして起きあがり安心するもなさけなきかな 何となく起きずにをればそのまんま 起きれぬ気する七十路の我 2017年(29年) 朝降って昼には消える春の雪 哀れとも思ふ間もなく融ける雪 2016年(28年) 除雪せる道に陽炎二月尽 2015年(27年) 久しぶり二月の越の空晴れて角田山(かくだ)の奥に佐渡の島影 2014年(26年) 山茶花を散らすは誰ぞと見てをれば春告鳥のうぐいすなりぬ |