3月24日

 

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2025年(07年)  老い沖縄旅 2日目 斎場御嶽 知念岬 琉球ガラス 瀬長島テラス 座喜味城 万座毛
          
仲宗根政善 (引率教師の歌)
            いわまくら かたくもあらん やらかに ねむれといのる まなびのともは               
        ・神聖な斎場御嶽で身を浄め沖縄島の旅を始める
         ・戦闘機突如飛び立ちこの場所が沖縄なると心底思ふ
        ・轟音とともに跳び去る戦闘機沖縄の負目の当たりに聞く
        ・座喜味城隣は米軍嘉手納基地いつかこちらも遺物とならむ           
        ・座喜味城空は柔和な春景色陸の守りの石垣堅固         
        ・万座毛は海の景色に万人が幸せ気分になれる場所なる
        
        

2020年(02年)  根開きを祝いて回る鷦鷯(みそさざい) 
         三十三才小さいなりの三千大千世界(みちおほち)  
 *三十三才=ミソサザイ

2018年(30年) 消え残る残雪蹴とばす七歳児

2017年(29年)  無意識に震える身體/麻酔され動かぬ身體/いづれも怖し 

2016年(28年) ほとんどが死出のフライト蒲穂綿  
        
連れ立つも末は別れる蒲穂綿
        晴れの日は別れの日なり蒲穂綿
   

2015年(27年) 老け顔をじつと見つめて何思ふ見るもの全て新しき孫 
    

2013年(25年) 耽読の金次郎像に春の雨
        ひび割れの金次郎像に春の雨

           *地元の小学校の跡地に残る二宮金次郎の立像が、歳月を経て、像の至る所にひびが入ってしまっている。