5月17日

 

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2022年(04年) 予備タオル余計に詰める薄暑かな

2020年(02年) 雌蕊一本残して散る椿かな  
        椿散る雄蘂の重き束となり   

2019年(01年) 捨てられし枌(へぎ)苗詰まる薄暑かな  

2018年(30年) 乗っ込みの金魚煌めく池の縁

2017年(29年) 黒四(ダム)で歳を偽り働きし少年工も傘寿を越えし 
         
* 年齢を多く偽り働いた、町内の鈴木実さんのこと

2016年(28年) 古稀の歳迎ふることの有り難さ双子の片割れ一月のまま

2015年(27年) 希少なる私の写真はセピア色カラー動画の時代の中に
 
2014年(26年) 夏雲や出張る真田の崖矢倉 
   


2013年(25年) 八方に八重に散り敷く花の蕊