6月24日

 

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2020年(02年)  墨染の夏色朱鷺を見てしより思ふは朱鷺の秋の鴇色
        初夏の朱鷺は墨色泉湧く谷の青田にすみにけるらし

2019年(31年)  単独の登山が多き我なれば写真を見るも単独なりぬ

2018年(30年) 独活の藪刈れば広がる夏の空
        猪独活(ししうど)や花の粒ほど夏の虫                                           猪独活の白が明るい谷間かな  

2017年(29年) 棄て大根薄紫の花の山
        

2016年(28年) * 小諸城懐古園を訪れて   
        乱れける髪のごとくに石垣に蛍草垂る小諸の古城 
         

2015年(27年) 遅れ咲く藤の一房涼しさう 
   
 

2014年(26年)寛ぎを止めて牙剥く蝮かな
       土色の径の蝮踏みさうに
       細道の動いて気づく蝮かな
       立ち退きの義務はないとて寛ぎし蝮牙剥く山の細道
 
     *菩提寺山に登山中蝮に遭遇。熊でなくてよかった。尾根道に寛いでいたのを邪魔されて怒ったのか、厳つい顔で「フウツ」と言うように私を威嚇して、それから逃げるのではないという風情で藪に消えて行った。

   


2013年(25年)大宇宙富嶽に懸かるスーパームーン 
     * 昨夜は、今年、月が地球にもっとも近づいた満月の夜で、最も大きく明るかったスーパームーン。
        加えて、ユネスコの世界文化遺産・富士山にビューポイントの三保の松原が追加された日でした。
         (我が家から観た月の写真  河口湖からの富士山)