7月17日 |
2023年(05年) 海の日は山山の日は海に死者 寝転べば銀河を渡る蛍あり 菅笠の時代を過ぎて菅の草刈りて瓜の敷き藁とせり 名も文字もよく知るなれど菅の草刈りて驚く軽さかな 2022年(04年) 七夕のみどりの短冊初胡瓜 2019年(01年) でき得れば蛍になってふわふわと飛んでみたい星月夜かな 2017年(29年) 夏山に沈む夕焼けほの黒し 2015年(27年) 刈り残す農夫の思い伝はり来暑き峠に山百合の花 ![]() 2014年(26年) 山百合の白が清しき峠道 2013年(25年) ライト消しエンジン止めて聴く河鹿 車止めライトを消して聞き浸る星降る谷の蛙の鳴く音 |