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２０２４年（０６年）　 ＊先日、お悔やみ欄に樋熊キヨイ様のお名前を見て、 「一枚の浴衣ほどけばふる里の鎮守の広場脳裏に浮かぶ」の歌をふまえ 　　　　　　　　　　　　　　 歌詠みの友の訃報を聞きし夜山辺の庭に蛍舞ひけり ２０２０年（０２年）　 花火後の子等に教へる旱星 　　　　　　　　　　　 一点の線香花火ひでりほし ２０１９年（０１年) 　 青田風眼耳鼻舌身喜ばす　 ２０１８年（３０年）　羽黒山五重の塔の縁の下薄羽蜉蝣（薄馬鹿下郎）の十万億土 ２０１７年（２９年）　極楽はお堂の下の蟻地獄　　　　　　　　 　　　　　　　　　 ２０１６年（２８年）　下山道昨日の百合に笑み返す　　　　　　　　 ２０１５年（２７年）　万緑の庭に艶やか錦鯉　 　　　　　　　　花のごと青葉の庭の錦鯉　　　 ２０１３年（２５年）　壜の中黄泉の匂いの螢かな 　　　　 　　　　＊　螢の匂いを嗅いだことがありますか？　子供の頃のことで不確かではありますが、決していいとは言えない代物のはずです。