平成21年(2009年) |
9月2日 A町
職場の後輩、O君が是非また一緒に行きたいというので、今回はやや早めに午後12時20分出発した。
長い昆虫採集用の網を久しぶりに出して、昼間の採集にと出かけた。今回も行き先はA町だ。これはいるだろうという川柳の木がたくさん植わった絶好のポイントを見付け、1時間以上粘ったが結局、空振りに終わった。時季が遅すぎたのか、まったくその気配すらなかった。来年は是非もっと早い蒸し暑い時季にアタックしようと、落胆もしたが先々の楽しみを得た。
例の温泉で一服した後、街灯の下を廻りながら帰宅することにした。すると、どうだ。最初の場所で、O君がトイレの外の白壁に大きなクワガタのメスを発見したのだ。これはすごいことになった、野生の新潟産のオオクワガタの初ゲットだと胸が躍った。メスだから腹にたくさんの卵をはらんでいるだろう・・・・と。若い者の目はいいなあと感服もした。
昆虫網を伸ばして、ようやくゲット。オオクワのメスゲットしたかと思いきや、残念。カブトムシのメスであった。
その後は、今晩はやや少な目でカブトムシのメスをもう1頭とミヤマクワガタのオス1頭を採集できた。昼間から活動した割には釣果?は少なかったが坊主で終わらなかったのを慰みに思い、来年の採集場所の下調べができたことを収穫にして帰った。
今回採集したミヤマクワガタの成虫↑
8月18日 A町
職場の後輩、O君が是非に一緒に行きたいというので、午後2時20分出発した。久しぶりながら行く車中は快い興奮が体に満ちてくる。アドレナリンがとかいうものの増加が闘争心をかきたてているのだろう。セックスの前の興奮にも似ている。午後3時にO君と途中のコンビニで落ち合った。この日は灯火採集もして見せようと荷物を積んでいたので、それぞれ別々の車で走った。
O君を坊主で帰らせては先輩の名折れと思い、まずは知り合いの昆虫のお店で鈴虫を20匹ほどいただき、次に東北電力A発電所の流木を扱っている工場を訪れY主任からカブトムシの幼虫40頭ほどをもらい受け、O君の2つの採集かごをいっぱいにし、それから目指すM地点へと向かった。
夕方は灯火採集に良いと思えるめぼしい場所を見付けたり、川柳を揺すったりしながら過ごした。川アブに襲われながらきれいなカミキリ虫を見付けただけで終わった。さて灯火採集の準備を始めようとすると、車の電気を交流に変える肝心要のアダプターが無い、玄関に出したまま忘れてしまったのだ。やむを得ず灯火採集をあきらめ、そこで少し早い夕食を済ませ近くの町営の温泉に入り(午後5時以降は300円)、夜を待つことにした。
仲間はいいもんで、山中の暗闇のどこを走っていても不安が無い。安心して探せるし、女房も今日は安心していたようだ。O君は私に言われた通りに物陰の狭い場所や、街灯から離れた光の境目や草の葉の上なども丹念に探している。若いだけに視力もよいせいか私よりよく見付ける。2人の成果は、オス1頭、メス4頭を捕獲し数頭の轢死体を確認できた。私は、クワガタが目標だったので成虫は全て彼に、私はカブトの幼虫を30頭ほど引き取ることとした。子供の頃の気持ちに帰った一夜であった。2週間ほどの後、O君のカブトがタマゴを生んでいたという報告を受けた。
今回いただいたカブトの幼虫↓
平成20年(2008年) |
7月31日 A町
手術を終えて、昨日退院したばかりだったが、今晩こそはと出かけてきた。いつものA町のk地点へ。早めに夕飯を食べて、家発
午後5時30分。A町の温泉着6時40分。入湯料金300円を払ってゆっくり入浴、辺りも薄暗くなった午後7時30分冷奴とお味噌汁をいただく。夜8時、満を持して、いざ出陣。シュチュエーション最高。
ところが、なかなか、お目当てもクワちゃんにお目にかかれない。一番の奥まった集落のところまで行って、気付いた。先着者があったのだ。一気に落胆。その先着者の少し後を、追いかけて探し回っていたのである。結局は、カブトムシのれき死体を3体、メスのカブトムシを1体、コクワガタのオスメスを各1体のみの採集となった。
↓の写真は大きく見えるが、エサの大きさから推測すれば分かるように実は小さいのである。
ところで、この採集活動は世の中のECO活動に逆行しているように思えるが、さにあらず、ほとんどのこのムシたちは、私に発見されなかったら、数十分の後には車に挽かれてしまう運命にあるのだ。街灯は道路に覆いかぶさるように立てられており、昆虫たちはまっすぐにこの道路上に落下し、車に挽かれてしまう。ところが、そそ他にも道路上に落ちたムシたちの命を奪う者がいた、野良ネコ、半野良ネコたちである。街灯の下で虎視眈々と目を光らせて待っている。このネコさんとも私は競っていたのかと思うとちょっと複雑な気持ちになる。このネコたちの襲撃も免れた幸いなクワガタを、ときたま訪れる人間の私に救われている?という構図になっている。
7月20日 A町
ちょっとしたことで医者がかりとなり、25日手術することになっていたが、先々週の灯火採集の楽しい気分が忘れられず、というか、今週辺りは飛んでいるだろうと思いから来る誘惑に駆られて出かけた。 今回は坊主ではなかった。国道から入ってすぐに、コクワガタ1匹。帰りの道でメスカブトのメス1匹ゲットできました。
7月6日 A町
新潟のある人のHPに灯火採集の記録があるのを読んだら、私の採集ムシが目を覚まし、久しぶりに、正確には9年ぶりに昆虫採集に出かけた。家の周りの街灯にはこの時季まだあまりムシが飛来していないようだったが、その人のHPでは採集したという記録ががあったので、ともかく、まず走ってみた次第である。行き先は、昔からなじみの私のプレイランドA町。結果は坊主。だが、昆虫採集は釣りと似ている。採れるもよし、採れないのもまたよし、採集していること自体がもう嬉しく楽しいのだ。街灯に羽虫がたくさん群れていたので、昆虫の季節到来を感じさせた。まあ、初戦はこんなものと自分を慰め帰宅の途についた。
平成11年(1999年) |
平成10年(1998年) |
○熊のホカホカうんこに出会って冷や汗をかいた日。
11月22日〜23日 福島市 1人
○穴場の発見・・・ポイントは、栽培を放棄された林檎畠の倒木。大斧でばっさりやり、食痕があったら小斧に持ち替えて丁寧に丁寧に彫る削る。
ちょっと気を緩めたりすると・・・・・愛するムシを惨殺、悪魔の使いに成り果ててしまい、自分の罪深さにおののくことになる。
○大きな食痕発見、すわオオクワガタか?と思いきや大型のカミキリ虫だった。
○猿猿猿の群れが山の上から・・・きゃんきゃんきゃんと・・・、しかし、今日は私の手には我が長蔵家伝来の大斧(柄の長さは1.2m、刃渡り23センチ)があったおかげで、猿軍団にもおびえないで済んだ。
○ 昆虫網で、奥只見の県境でアカアシクワガタ30頭、オオクワガタのオス5頭メス5頭
メモ 木をゆすって落す、ただしこれは、姫オオクワ、ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタのたぐいに限る。 突然にゆすられると、脚の先が離れてしまうらしい。その脚の先を確かめてみましょう。脚の先の爪の部分から、マジックテープが考案されたというその爪の部分は? これで木の裏側なりに落ちもせずつかっまっているというわけです。![]() |
7月19・20日 桧枝岐村 A氏、甥子(小4年)
メモ 桧枝岐の夜は戦場のよう。会津駒ケ岳、ひうち岳登山も兼ねたりしながら銀山湖に沿って、352号線を桧枝岐に5、6回行きました。そこでは、夜の灯火採集・黒砂糖を使った仕掛け採集・昼間のウロ穴採集などをするクワガタ仲間や昆虫仲間がひしめいていました。みんな自然が好きで,昆虫が好きなんでしょうけれども。昆虫にとっては、昆虫好きの人間は、嫌いを通り越し、恐ろしい悪魔に見えているでしょう。 人里離れた奥山で幸せに暮らしていたのに、その自然から無理やり引き離して、一緒に住もうとする、そんな私どもはやはり悪魔です。そこで、昆虫マニアの私どもは何とか言い訳をしたりする。「ホタルも乱獲や汚染による死滅が見直されて、人工的な飼育繁殖があちこちで試され、自然に戻されている。クワガタ類も、私どもの手で守るためにもその生態をしり、繁殖の仕方を研究し、いずれは元の棲家に何倍もの数にして戻してやるんだ・・なんぞと。 |
平成9年(1997年) |
9:10家出発〜〜安田IC〜高速道路〜津川IC〜室谷10:50登山口着(320M)登山開始〜11:40着(650M)クワガタ幼虫採る 1:50終了して下山49号線を帰る。 新津の中野邸前は紅葉見学で混雑 4:30家着 |
○仕掛け ペットボトルを半分に切って逆さにして、雨が入らないようにして、その中に蜂蜜などをたらしておく方法でミヤマクワガタ1頭