7月27日〜30日 4日間 14年(’02) 
                 群馬・栃木県境の山巡り
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  至仏山(2228m)

 一語一座
驚くほど立派な木道の階段(下の写真参照)が整備されているので健脚の方は尾瀬ガ原から一息に登るのもよいが、尾瀬の眺望を楽しみながら下山する逆コースも気分よくていい。

  アクセス=水上ICで降りて、坤申峠(1650m)を通る山道コースと、高速道路月夜野ICか沼田ICを降りて、平地を走るコースが考えられる。ただ、鳩待峠Pまでは、土日や夏シーズン中は交通規制があって行けない。手前の戸倉・津奈木Pまでである。
   
   7月27日(’02) 至仏山  <登り2:25 下り2:25、ただし下りは尾瀬ケ原経由>

 朝5時40分発〜水上ICで降りて、坤申峠(1650m)を通って戸倉のタクシー乗り換え場所へ行く。高速道路月夜野ICか沼田ICを降りて、片品村の戸倉へ行った方が良かったかとも思う。鳩待峠の手前の土砂崩れで鳩待峠までのバスがなく、タクシーが各営業所から集められて輸送していた。片道900円。なんだかんだで、10時15分登山開始、尾根道を行く、至仏山頂上着12時40分、下山開始1時05分〜山の鼻小屋周り、3時30分鳩待峠着、一般的な所要時間と同じであり、4日連続の山行計画だがまあまあの体調と自覚する。より楽に行き帰りをするには尾瀬ヶ原に下らずに尾根道をそのまま戻るのが良い。尾瀬の山の鼻小屋からの直登は真中少し下付近の蛇紋岩の滑る石の個所を除けば驚くほどに木道(下の写真参照)が整備されていて登りやすい。こちらから登って尾根道を降りるのが正解と言うべきである。「山渓」さんの本には逆コースが勧められていたがあれは間違いだと他の登山者も語っていた。人それぞれであり、また、体調如何にもよることですね。 

 荒沢岳、魚沼三山、平ガ岳方面が(遠山眺望)存分に愉しめた。

 左の写真は登山の木道、奥に見えるのがひうち岳 
   

 片品温泉の風呂(500円)に入る。

 前日通った坤申峠付近に武尊の名前のついた看板がたくさんあったので、水上市側の藤原郷の登山口の他にも登山口があるのではないかと、水上方面に戻ったが、見つからず(実際はあったのである)、結局、藤原郷の台樹キャンプ場近くの登山口に着く。美味しそうな清水が大きな岩の間から流れ出ていたのでタンクに詰めた。これが以後3日間の生活を支えるありがたい水となる。ところがその駐車場には1台の車しかなく、草ぼうぼうで、まむしに噛まれる姿を想像して怖くなってしまった。越後中里からの谷川岳の登り口よりもひどい有様であった。駐車場も狭かったので、いろいろ思案の末、結局は再度水上ICまで戻り、高速に乗って川場村の川場キャンプ場に行く。

 夜、8時頃に着いた。さっきの台樹キャンプ場には頂上まで7kの看板、こちらは7.1kの案内版、距離的にはあまり変わらない。苦労した甲斐はなかった。道が広そうなだけでも良かったと自分に言い聞かせる。何はともあれ早く寝ることだと急いで準備に取りかかった。駐車場の脇に無人の山小屋があったが室内は確かめずにすぐに寝る。翌朝確かめたら、施設そのものの造りは立派だが、掃除が全くなされていないため、ゴミだらけといった状態の無人小屋であった。朝になったら、なんと他の車が4台ほど来ていた。慌てて朝飯と昼飯を作り、出発する。5時45分頃だった


   

    武尊岳(2144m)
 一語一座たくさんの登山口があるが、水上IC経由、武尊神社、裏見の滝のある登山口から登るのが正解

 7月28日(’02)  武尊岳  <登り5:00 下り4:00>

アクセス=
たくさんの登山口があるが、水上IC経由、武尊神社、裏見の滝のある登山口から登るのが正解。

  

川場キャンプ発5時45分・・・前武尊岳9時・・・武尊岳頂上着11時、すぐに下山。



 片品温泉の風呂(500円)に入って,次の目的地の日光白根山の登山口の「丸沼高原」に着く。ゴンドラは朝7時30分に動くことを確認する。明日はもっと早く行動したいので、ゴンドラなしで登ることも考え菅沼登山口へ車を走らせる。3時着。次の登山口に珍しく早く着いたことになる。早速一寝入りする。


日光白根山(2578m)
 一語一座=
小鳥のさえずりとこの美味しい空気を写真に撮りたいと願った。この山の林のたたずまいは浮世離れした感があって愉しめた。

 7月28日(’02) 日光白根山  <登り2:30 下り2:00>
  5時30分起床。よく寝てしまい、先日来の疲れもでてきていたので、丸沼からのゴンドラ利用のコースに変える。月曜日であり他のお客さんもまばらだったので、ほとんど一番に乗り込む。時間は8時頃だったが、深閑とした山の雰囲気の中に入った。小鳥のさえずりとこの美味しい空気を写真に撮りたいと願った。そう願って写したのがこの写真である。だがやはり、暗すぎたようである。このくらいくらい。上手に写せず,クライクライcry。10時30分頃頂日光白根山頂上着

 この山は、高さあるからだけで人気があるのではない、この林のたたずまいが深山幽谷の浮世離れした感があって愉しめた。頂上からの緑いっぱいの景色,弥陀が池,、五色沼、中禅寺湖の青,山は、自然はいいなあと満足感でいっぱいになった。頂上での証拠写真は私には珍しく、途中から一緒だった女の子を両手に花の写真を撮る。他の登山者はまだ少ないと喜んでいたら,、どこかの中学生の一団が登って来た。私が下山しようとした方向なので、昼ご飯を食べながら通り過ぎるのを待つこととした。 
                                      急登のコースを登って緩やかな方を下るのだから、基本的にはこの中学校の選んだコースの取り方は正しいのだが,弥陀が池からの急登には不安定な石があって落石のおそれがあり危険な登山を計画したもんだと変に感心した。校長さんは管理責任を問われるので、尻込みする人多いのにと思う。下山の途中鹿が道を横切ったこんな木立がたくさんある中をどうしてあんに早く駆け抜けるのか不思議に思えた。


ところで、おのじマン クイズスキー場のこれは何、この機械は何?残念で3が、答えなし。

 皇海山の登り口は、以前からナビに覚えさせておいたので、珍しくスムーズに着けたのだが、林道の入り口には、昨年11月に土砂崩れがあって車の乗り入れは禁止という案内版が立っていた。栗原川沿いのナガーイ林道なのでここを歩いてまで登る気力も脚力もないので、皇海山登山は断念。ナビはあっても、まともに登山口に着くことは少ない。せっかく早く着いたのだが、他の山に登ることとする。林道入り口のオートキャンプ場があったので、今後のためにと管理人さんと話して多少の情報を得てくる。まあ、元気なうちに困難な山に挑戦しようと思っていたが、待てば海路の日和ありで、今度来る時は、道も一段と整備されて登りやすくなるだろうと都合の良いほうに解釈した。

 男体山に向かうことにする。 

 男体山の登山口は、日光神社の裏にあった。他に登山者の車はまだなかったが、駐車場としてはやや狭い上に、付近で夕食と明日の朝食と昼食を調理するような雰囲気ではなかったので、本を調べ,もう一つの登山口にまわることにした。戦場が原から男体山の裏側を車を走らせると,し志津宮登山口に着いた。5時30分 
ここも、我独りである。ちょっと気持ち悪い。1800mの高さがある。明日は約500mくらいい登ればよい計算になる。
 夜、8時頃,妙に明るいと思ったら真横から月が昇って来ていた。高さがあるから真横で、赤い月であった。暗いよりも明るい方が良い。また、眠る。夜10時頃喘息がでて寝苦しくて目を覚ました。その頃には月は高々と昇っていた。月と語るとはよく言ったもので、月は良い。黙って私の話を聞いてくれる。闇夜ではクライクライだ。
 2時間おきに喘息の薬の世話になっているのが気がかりだが,苦しさには代えられないとまた一吸入する。夜12時頃、車が登ってきた。駐車場所はたくさんあったので、離れたところに停めていた。着かず離れずのこの距離の置き方に感謝する。


男体山
(2484m) 
 一語一座
日光神社からのコースが一般的だが、裏男体林道を通って、志津宮登山口が最短コース。カラマツ林は見事です。(下の写真)

7月30日 男体山 <登り3:00 下り2:00>
  次に、なんとなくうるさくて目を覚ましたら別の車が私の車に横付けしていた。朝4時30分である。丁度良い時間なのでそのまま起きて朝食を摂り、出発する。
  昨日と同じような林の中に入った。間違いなく私が一番を、自分独りだけなのに満足する。ガイド本には、1合目からきちんと標識がついているようなことが書かれていたが、その標識がずいぶん昔に設置したもので朽ちていて見落しがちであった。男体山山頂に着く。
 今回の群馬の山旅では最も気持ちよく登れた山である。頂上での遠山眺望もまあまあの状態であった。遠く富士山が見えていた。下山は10時30分。家着は午後3時、草花に水を遣り、池のポンプの修理し,クワガタの世話をしてからビールを呑む。



   頂上から中禅寺湖方面の山波をご覧下さい。