荒川岳(悪沢岳)(3141m)  赤石岳(3120m) トップへ戻る
    
一語一座=前岳直下の南アルプス1のお花畑、大聖寺平の広々とした開放感が忘れられない。椹島を拠点に、それぞれの脚力に合わせて、千枚・荒川・赤石小屋の3泊のゆっくり縦走コース、千枚・赤石小屋の2泊の少しきつい縦走コースが選べる。
 
 アドバイス 椹島コースについては、なんと言ってもこの東海フオレストのホームページが詳しい。

 8月3〜6日 4泊4日 18年('06)  荒川岳(悪沢岳)・赤石岳 1人     公共交通利用
 
  

 <アクセス> 
 
 夜行バス利用(越後交通・西部バスkk) 前前日の夜、急遽インターネットで予約 ローソンで支払い

 新潟から椹島ロッジまで 12,930円 
 (高速バス4,900円、東海道新幹線2,410円+3,070円、静鉄バス2,550円、東海フオレスト社のバスが送迎/山小屋利用者は無料)

 椹島から新潟までの帰りは上越新幹線利用でプラス5000円の 17,930円

 自宅発22時30分〜巻潟東ICバス停留所23時40分〜3日の朝4:40分池袋駅着



 3日 1日目 
 東京6:23〜(1:25)
7:55静岡駅(北口、井川線乗り場8番)8:18〜〜〜(3:35)〜〜〜11:39畑薙第一ダム手前の駐車場12:30〜〜〜送迎バス(1:00)東海フオレストbus乗り時間〜〜13:25椹島ロッジ泊

  


 4日 2日目 <登り6時間30分>
○椹島5:30・・・・(0:15)・・・瀧見橋 ・・・・10:00蕨段三角点・・・・12:00千枚小屋泊



 5日 3日目 <縦走11時間25分>
○千枚小屋3:10・・・(0:45)・・・・4:00千枚岳・・・(2:00)・・・・6:00荒川岳(悪沢岳)6:10・・・(1:15)・・・7:15荒川岳避難小屋7:30・・・塩見岳方面への分岐路・・7:48お花畑8:12・・・・・8:45荒川小屋9:05・・・・・大聖寺平・・・・・小赤石岳・・・・・・11:05椹島分岐点・・・・(往0:35)・・・赤石岳・・・・・(復0:20)・・椹島分岐点12:10・・・(2:00)・・・14:10富士見平・・・(0:30)・・・14:35赤石岳小屋



 6日 4日目  <下り3時間30分>
○赤石小屋5:00・・・(3:30)・・・8:30枇杷島ロッジ(シャワー、着替え)臨時便10:00〜11:00畑薙第一ダム12:30〜15:55JR静岡駅16:23〜17:55東京18:12〜20:05燕三条、花火見物〜21:00家

 <別 アクセス>
 夜行バス利用案では、1日目に椹島に早く着きすぎるので、当日朝の新幹線の利用も考えたが、静岡駅で2分ほど、乗り継ぎ時間が足りず、静岡鉄道054−252−0505に確認したが、配慮してないとのことで、この案は諦めた。夜行バスの利用は、池袋から東京駅までの乗換えがやや面倒。
 
 当日の朝出発の場合、自宅5:30発〜〜燕三条駅6:15〜8:12東京8:23〜
×9:55静岡9:53〜〜〜15:00畑薙第一ダム15:15〜〜〜送迎バス〜〜16:15 枇杷島泊



 思い出 メモ

 1日目 
 ・池袋までの夜行バスはとても眠れたものではないが、どうせ、今日は登山はなく、乗っているだけで、早めに椹島ロッジに着けるので、気にしないでいたら、あっという間に、終点池袋サンシャイン前に着いたという感じであった。
 
 ・東海道新幹線の静岡駅から畑薙第一ダムまでなんと3時間半のバスの長旅である。途中休憩が横沢、井川駅の2回、この時、食料を買いこむ人もいた。帰りには、カップメンやビールなどそれぞれに買い込んでいた。次の昼のバスは臨時もでるほどの混みようだったそうだから、こんな悠長なことはできなかったかもしれない。ともかく、このバスは乗客12人で、私も一番前に陣取って茶畑などこの静岡の地の田舎の風景を楽しんだ。山あいの狭い土地を石垣を組むなどして、そこまでやるのかと感心するほどに広げ、耕していた。
検索は「静鉄バス」=1日3便 早朝、朝、昼


 ・左の地図で椹島から薄い青い線で千枚岳近くまで伸びているのが、林道である。この道を使えば、山小屋まで1時間、千枚岳まで2時間ほどで行けるが、一般登山者には開放していない。当日は、小学生の団体がこの道を利用して登山していた。これは、平ガ岳の林道と同じく、皇太子の登山ために造られた道だそうである。この道はふさいでもいいのにと思う。どこもかしこも開発してしまっては山の怖さやありがたみが失われる。高いところが希望であれば、乗鞍岳や福島県の吾妻山など、車やロープウエイで簡単に登れる山があるではないか。南アルプスは、小学生には登れない山、天皇といえども、自分の足で6時間以上歩けなければ登れない山として残して欲しい。ここ、南アルプスは、奥の深い山として不便のままであってほしいと願う。

 ・蕨段のワラビは、別名「一本ワラビ」というワラビのようだ。これも食用になる。

 ・千枚小屋、お昼には携帯が使えたが、夕方は使えなかった。


静岡駅・北口8番井川線 横沢バス停留所(休憩) 井川のダム 井川駅 草薙の駐車場
・4日朝5:00 椹島ロッジは、広い土地をのびのびと利用し、都会のせせこましさを忘れさせてくれる場所であった。
 椹(サワラ)はヒノキ科の木で、アスナロウともまた違う。
中央は、携帯用のトイレ袋のゴミボックス
赤石岳を眺めながらの登り
・5日朝3:10に出発、千枚岳に着いたら、早先着が2名、私の後からも4名ほどが登って来ていた。
・丸山まで、行き、ご来光を迎えた。同じ日の出の方向にさっきの千枚岳があり、10名近くの人の影が見えた。富士山もほぼ同じ方向であったが、あいにくややかすんでいた。・この辺りは、高嶺ビランジが咲いている。特にここは白い花がほとんどだということである。一口に高山植物と言っても、どの山にも見かけるものもあれば、高嶺ビランジのように鳳凰山とここくらいしかあまり見かけないものもある。この花は、今回が見納めかなという思いもかすめたりで、感慨深いものがあった。
・荒川岳山頂は、大きな石がゴロゴロしており、異様な感じのところであった。ただこの場所をすぎると、石は細かくなり、ガレ場となった

自獲写真等 1  2  3  4  
 ・7:15荒川岳避難小屋では、コーヒーを一杯。インスタントのコーヒーであったが、美味しかった。シチュエーションがいいから。
・前岳下のお花畑では、黒百合をメインに写真を撮った。花だけでなく、周りの景色や空を入れて写すと、位置関係がわかって広がり感がでていいように思う。できるだけそうしてみた。その花だけ写すと単に植物図鑑の花になってしまう。
・8:45 赤い屋根の荒川小屋では、カレーライスに缶ビール。たまらなくおいしかった。
・大聖寺平、この伸びやかな広がりは、うれしくて叫びたくなった。
・11:05椹島分岐点、ここから赤石岳山頂まで往復1時間である。頂上からはウサギ岳、、大沢岳、百闢エ小屋などが見えたが、聖岳は霧がかかって見えなかった。山のご機嫌が良いのは(天気)午前中だけ。
・14:25 赤石小屋、赤石岳、稜線ともに携帯電話は利用不可能。荒川小屋に泊まらず、千枚小屋から一気にここまで来る登山者は半分程度だろうか。千枚小屋から、12時間近くかかったが、たくさんの写真を撮りながらマイペースで歩けたので大満足。うれしすぎて、缶のお酒を4本も飲んでしまった。お話相手になっていただいた友松さま、ありがとうございました。
・5:00赤石小屋発、下りだして2時間くらいは、標高わずか1440m下りなどと楽勝気分で歩いていた。
・が、さすが昨日の12時間近くの縦走の疲れがでてきたのか、椹の自然林付近ではもうよたよた歩きになってしまった。
 臨時便を出すというので、10:00に出発となったが、次に乗り継ぐ静鉄バスの時間は、畑薙第一ダム12:30発と決まっているので、当方にとっては、あまりメリットなかったが、少しでも先に行っておこうと、それに乗ることとした。もう少し、椹島でゆっくりしていたい思いもあった。


花一覧 サムネイル 大きくなります。 スライドショー


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