4月22日

 

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2024年(06年) もしかして探しあぐねる燕かな出入り自由のお宿を求め
        戸惑ひて回翔しける燕かな昨年までのお宿が消えて

2019年(31年)  捨てられし田毎に咲かす山桜
            
2017年(29年) 多子化の夢心にとめて春耕す

2014年(26年)<自死防止の講話を聴いて>
            其の家を死に場と決めてをるならん自死率高き土地の民人
        ピンコロを願っていたが運悪く助けられたとうそぶく古老
        がん患者その一年目の自死率が18倍とふ2014年
        どのような力があるかどのように伸ばすかなんて上から目線
        歳重ね気力体力弱まるも恍惚力も強まるならん
        失恋で死んじゃうなんて古老にはその情熱が今は妬まし
        健康な心と言ふは当たらない単に愚鈍な己なりけり
        融通する金はなくても仕事ならシェアーするよの一言欲しい

      <対 応>
        自殺者を助けた後でその悩み解き放つ自信我は持たざる
        生活の仕方を共に考えるそれが大事な支援と話す
        頑張れと励ますことは良くないと鬱の人への対応学ぶ
        悩み別年代別におおよその対応マニュアル知っておくべき
        うつ病の治療法には有効な薬あるとまずは伝えよと
        助け合い助けられるが当然の世こそ佳けれ共助・互助
        自死と深く関わるアイデンテティ、老いも若きも自我の確立
        先々に愉しいことや新しい何かを抱いてをること大事
        教はりぬ睡眠剤の多使用はアルコールより問題なしと
                    
        * 今日は区役所の「心の健康講座」第3回目でした。その関係で考えさせられたことを短歌の形でまとめてみました。

2013年(25年) 亡き人を知りたる者の愛情か死者の表札外さぬ多し