4月29日 |
2022年(04年) *河岸段丘ウオークで道に迷った小5の子供、行く道を教えたら一目散に走って行った。 遠足のきょろきょろしてゐる迷子かな 直線路走りたがりし遠足児 草臥れて目にする下枝残花 2021年(03年) 折れ枝の花は遅れて咲きにけり 2020年(02年) ふるさとの景色眺むる物腰の我に似ければ同窓なりぬ 2019年(31年) ネモフィラの丘そのまま空に融け込みぬ 2017年(29年) 葉桜の苗に新し値下げ札 2016年(28年) 雨の日のゼンマイ帽子剥き易し 2015年(27年) 藤の花艶めき映る水面かな 暑き陽に藤の花房泣き崩る 遅き葉芽花房あふるる藤の棚 2014年(26年) 代を継いで山時鳥啼きにけり良寛様の国上の山に 2013年(25年) 自らを犠牲に芽を出す納屋の芋 |