6月16日 |
2022年(04年) 朝寝良し昼寝も宜し夏至の頃 背の低き祖祖母懐かし玄関の戸口の狭き大家の主人 研ぎにける鎌で指伐る夏初め 狭庭にも立木の変遷ありにけり、桜、櫨(はぜ)の樹カイヅカイブキ 鶴岡の訛なつかし「おチル方がおシみになるまでお待ちください」 谷空木蜜舐め散らす花ラッパ 若草を踏んで採りけるワラビ園 2021年(03年) 手入れせぬ庭に生ひ来る灸花(やいとばな) 2018年(30年) お薬もコロナも避けて山籠り 2018年(30年) コロナ禍や芳しかりしドクダミ香 2016年(28年) 離れ見る花の馬鈴薯みどり色 2015年(27年) 露天の湯股間くすぐる夏の風 2014年(26年) 翌日には堅くほぐれぬ瓜の発条(バネ) ![]() 2013年(25年) 葉裏にて人待ち顔の青胡瓜 |