8月20日 |
2023年(05年) クーラーに粋な助人古簾 2022年(04年) 半日の老旬卓無事に終え喜び戻れば一日が暮るる 2021年(03年) <西瓜> ずつしりと幸せ感じる大西瓜 持ち上げる重き西瓜のうれしさよ お盆過ぎ重なり貰ふ路地西瓜 赤と黄の二つを貰ふ西瓜かな 2020年(02年) 七夕に合はせて泊まる山の宿 2019年(01年) 新盆や義母の冬着を始末する 2018年(30年) 母の死に歌も詠めずにゐる我を遺影の妣は今日も微笑む 2017年(29年) 母の死に歌も詠まずに只管(ひたすら)に別れの辛さかみしめにけり 2016年(28年) 人影の絶えし浜辺に絶え間なく海鳥啼きぬ秋の粟島 平らかに鴎は飛びぬ平らとは穏やかなこと平和なること * 粟島村へ一泊旅行 2015年(27年) 水を掛け飛び出すセミを喜びぬ老いて変はらぬいたずら心 逃げ出すは羽化したばかりのセミなるやそれと気付かず草に水遣る 2014年(26年) 六尺の草が蔓延(はびこ)る棄田かな ![]() 2013年(25年) 蜩(ひぐらし)や球児の夏の終はり告ぐ |