8月19日 |
2022年(04年) 何とまあ農業知らぬ露軍兵小麦畑に火をかけるとは 収穫の時季を避けたる将のこと露軍の将にとくと聞かせむ 「田」の字から縦線一つ抜け落ちて友好進まぬ日中関係 2021年(03年) 西瓜割る啐啄同時思いつつ 割る前に割れても困る西瓜かな 2019年(01年) 卓球台黒きに光る黒い汗 漆黒の卓球台に光る汗 牧之の忌夏の峠に合歓の花 朝霧や合歓の花から虹が立つ 始まりは合歓の花にて桃色の夏を締めるは百日紅花 桃色の短き夏の合歓の花長きを締める百日紅花 桃色の夏の始まり合歓の花 桃色の夏の終はり百日紅花 朝顔や日々の変化を写句に詠む 2016年(28年) 寄るほどに青は緑に佐渡島 2015年(27年) 新月の雨降る夜の山小屋の暗きに堪えし昔懐かし 2014年(26年) ただ単に互敬、互恵でよきものを戦略的と言ひて和まず 2013年(25年) 空蝉や昨日忘れた鍬の柄に |