9月10日 |
2024年(06年) 解説の「ねえ」てふ言葉に頷けば同じレベルになりて快し 解説の「まあ」てふ癖はあやふやな話のやうで耳をそらしぬ 先行の老いを知らしむ踊りの輪 キャンプの灯遠くに片貝大花火 *芝峠より 2022年(04年) 黄金色(おうごん)の名月懸かる佐渡島 名月や遠くに小さき原発灯 2020年(02年)ヤブガラシ屋根まで伸(の)して溽暑かな 2016年(28年)藪のなかときめきたまふ式部の実 2016年(28年)震源の山はむらさき萩の花 2015年(27年)何となく叙情を誘ふ歌にして意味が不明の「下町の太陽」 2014年(26年)あをむしのふんはあいいろくさのいろ |