3月 3日 兄「誠」の命日 |
2025年(07年) 我独り生きながらへて喜寿を過ぐ今日はゾロ目の兄の命日 2024年(06年) 冬の日の今日は *ダジャレ 2023年(05年) 啓蟄や硫黄粉匂ふ梨畠 春浅し杏(あんず)の莟過小なり まだ先と八十路を前に言い聞かす。免許返納、お迎へのこと 外来語好きではないが身にしみて便利に思ふコンビニストア 家に居てキー打つのみで必要な宅配受ける便利な時代 熱心に弓手が馬手を労りぬ疲労重なり痺れる右手を 使いすぎ痛む右手を不器用な左が揉めど治らざる 老い人も時代に負けじと初体験コンビニ店で電子決済 角ぐむとも判別できぬ芒(のぎ)と荻(おぎ) 雪を避け霧島躑躅取り込めば小部屋まるまるピンクの世界 2020年(02年) 雛の日の薄日に動く緋鯉かな 2019年(31年) 身罷りし母のベッドの傍らに遺言のごと「ありがとうママ」 2018年(30年) 鷹鳩と化し八つ手の花は白骨化 2016年(28年) 桃節句母の面影恋ひ慕ふ 片栗に姉のごと添ふ雪割草 2015年(27年) 冬の日の三十日ばかりで亡くなりし双子の兄の丸い墓石 父母逝きて双子の兄を偲ぶのはいよいよ独り今日は命日 早世の双子の兄よ生きてれば我らゾロ目の緑寿なりけり 泣くことの少なかったという赤児の兄よ一度くらいは笑顔見せしや 2014年(26年) 臭き香に摘まず観賞寒葵 ![]() 2013年(25年) でき得れば敵国などと言ふまいぞ平和時代のスポーツ競技 * ワールド ベース ボール 対中国戦勝利 |